修了生メッセージ

高橋 理慧さん 国際健康開発研究科2年

2011_6私は大学を卒業してすぐにこの研究科に来たので、いわゆる「新卒」と言われる部類になります。海外のMPHコースでは普通、何年かの勤務経験が必須となり、いわゆる新卒は門前払いされることも少なくありません。国際協力の分野でキャリアアップしていく覚悟をした上で私がよく考えたのは、「資格が先か、経験が先か」ということです。結論として、まずは資格を優先することにしました。何も知らないけど一緒にやりましょうと現場に入っていくのではなく、少なからずこれなら貢献できますというものを持つことが、そこに住む人々と仕事をするうえで最低限の礼儀ではないかと思ってからです。そして今、その決断をして正解だったと思っています。具体的にこの研究科で学んだ、疫学・統計、研究の仕方、PCM(プロジェクトサイクルマネージメント)はプロジェクトを運営していく上で欠かせない技術であり考え方で、これらを軸に実践で役立つ人間に成長したいです。また、今こうしてWPRO(WHO西太平洋地域事務所)で素晴らしい経験をさせていただいていることは、この研究科に拾っていただかなければ実現できなかったことなので、本当に感謝の毎日です。
写真:カンボジアとタイの国境にある拘留所のプログラムサイトにて。移民を対象にした結核のプロジェクトが10月から開始される。

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