修了生メッセージ

南 建輔さん

私はMTM3期卒業生の南建輔と申します。
この1年を振り返ると、慌しくあっという間に過ぎていった印象ですが、留学生と一緒に学び、食事をし、雑談も含めていろいろと語り合うことができたのは、大きな財産となりました。
講義に関しては、秋学期に疫学、統計学の基礎を学び、研究への足がかりとなりました。またグローバルヘルス関連の講義では、自分があまり意識してこなかった新たな視点を持つことができました。春学期に熱帯医学の講義が集中していて、スケジュールは非常にタイトでしたが、一般的な講義だけでなく、海外の病院とオンラインでのケースカンファレンス、海外からの招聘講師による特別セミナーや、採取した蚊や寄生虫の虫卵を検鏡する実習などがあり、非常に有意義な時間を過ごしました。
私の研究は、非結核性抗酸菌症患者のリンパ球を刺激して放出されるサイトカインのパターンを、フローサイトメトリーを使用して調べるものでした。元々臨床医であり、研究を全くしたことがなかった私にとって、実験を行い、得られた結果を解析して、論文を書くということは、とても新鮮な経験であり、人間に備わる免疫機構を深く勉強し直す契機となりました。
このコースは熱帯医学、グローバルヘルスに関して様々な角度から学ぶことができた貴重な期間だったと思います。

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