修了生メッセージ

宮本 奈穂子さん 国際健康開発研究科 平成22年3月修了

2010_8私は青年海外協力隊としてフィジーの養護学校で活動中に、障害の有無にかかわらず、現地の人々が抱く健康に暮らすことへの切実なニーズを目の当たりにしました。それにどうにか対応したい、と考えたことが本研究科に入学したきっかけです。
医療のバックグラウンドをもつ同期が多い中で、この分野で自分に何ができるのだろうかと悩み、医学系の授業では頭の中が??だらけになり、多難な一年次でした。
二年次には、長崎大学海外教育研究フィジー拠点/JICA大洋州地域予防接種事業強化プロジェクトでインターンとして、実務研修と「フィジーにおける乳児の予防接種受診に影響する要因」について調査・研究を行いました。国際協力の現場に8ヶ月間身を置き、その良い点も改善すべき点も、そして自分の無力さなど、様々な現実を肌で感じる貴重な経験となりました。
現在はNPO職員として、中央アジア・タジキスタンに駐在し、障害者支援や保健医療の分野での案件形成、プロジェクト運営等を行っています。本研究科の先生方、事務職員の方々の支えの中、たくましくてユニークな同期と過ごした怒涛のような日々を胸に、新しい世界でしっかり就業したいと思います。

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