修了生メッセージ

大野 茜子さん

グローバルな視点で医療を学んでみたいと思い、MTMコースを受験し学ぶ機会をいただきました。
修了生として、このコースの概要をご紹介できればと思います。4学期制で、初めの秋・冬のタームはMTMだけでなく、MPH、MScのメンバーとも一緒に講義を受けさせていただきました。統計や疫学はもちろん、熱帯医学などすべての講義が刺激的でした。他のコースの学生さんたちと共に学ぶことで、アジアやアフリカの留学生から学んだり、また、医師だけでなく看護師や薬剤師などの多職種の方々ともディスカッションをしたり、学び教えあったり、また時には休息をともにしたりして、世界観が広がるとても良い機会でした。日本の一小児科医では得ることのできなかった貴重なつながりができました。
春からのタームは、秋冬に学んだ内容をさらに詳しく学び、新たな世界が広がりました。MTM学生だけとなり、臨床に即した講義も多く、またベトナム・フィリピンの連携施設からのケースプレゼンテーションやLSHTMの講師陣の講義もあり、興味深く印象的なものでした。小児領域は僅かでしたが、いまや日本にいては診ることができていなかった麻疹や、重症の脱水や栄養失調などをまなぶこともできグローバルな視点でこどもたちを診ていくことのきっかけになったと思っています。
冬と夏のタームでリサーチにも取り組み、1年という短い期間でしたが、指導教官の先生方がやさしく丁寧に指導してくださったおかげさまで修士論文にまとめる機会もいただき、大変でしたがよい経験となりました。
夏には、初めてのフィールドトリップに参加させていただき、2週間フィリピンでベッドサイドティーチングを含む熱帯医学の臨床講義を受けることができ、この年度のMTMに参加できてラッキーでしたし、今後も継続されることを願っています。
講師のみなさま、学生のみなさま、そしてTMGHの事務のみなさまにたくさん支えていただきとても有意義で学びの多い1年を過ごすことができました。ありがとうございます。ぜひ、ご興味のあるみなさまもご参加なさることをおすすめします!

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