修了生メッセージ

大石 博子さん 国際健康開発研究科2年

    2009_5
    2年次の課題である長期インターンシップを、バングラデシュのNGO、BRAC で行っている。スタッフに同行し村を訪れると、子どもを叱る母親の声や、木陰で昼寝をする人、にわとりに突かれながらご飯をかき込む子など、のどかな農村の様子を目にするが、この村にも厳しい現状がある。初めての出産が死産だった14歳の少女。4回妊娠しながら一度も出産まで至らないと、義母に嘆かれる小柄な女性。深夜の出産で逆子の為時間がかかり、生まれてすぐ亡くなった赤ちゃん。何が問題か、解決策はなにか、目の前にある現状について、今の私は考えることしかできないでいる。
    1年次は座学が中心だったが、国際保健とは何か、何を学ぶべきなのかと、悶々としていた。現場を目にした今も悩みは変わらないが、1年間いろいろな分野を学んだことと現状をつなげ、問題を多角的にとらえる目は培われつつあるのではないかと感じている。途上国の村に滞在できるこのインターンのチャンスを生かし、国際保健問題の根幹について、これからじっくり学びたいと思う。

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