教員紹介

稲岡 健 ダニエル 准教授

専門・研究テーマ・キーワード
腫瘍生物学、分子生物学、構造生物学、創薬化学、寄生虫学
担当課程
博士前期課程専任教員博士後期課程専任教員

取得学位・資格

博士(薬学)

ResearchGateアカウント

https://www.researchgate.net/profile/Daniel_Inaoka

他所属

長崎大学熱帯医学研究所・分子感染ダイナミックス解析分野
東京大学医学系研究科・生物医化学教室・客員研究員

経歴

稲岡 健ダニエル博士(薬学)は2000年にブラジル東北部に位置するUniversidade Federal do Rio Grande do Norteで薬学部を卒業し、2000年から2005年の期間で東京大学薬学系研究科の修士及び博士課程を修了した。その後、東京大学医学系研究科で2007年までJSPS外国人特別研究員、2007年から2016年まで同研究科で助教として在籍した。長崎大学TMGHには2016年から助教(卓越)として赴任している。

教育活動

2002年から2005年まで、帝京大学医学部・物理学の非常勤講師として実習を担当。また、2007年から2016年まで東京大学医学系研究科・国際保健学専攻で生化学実習を担当した。長崎大学・TMGHではBasic Human Biologyの講義を北先生・神谷先生と共に講義を行う。

研究活動

稲岡は大学院でシャーガス病を引き起こすTrypanosoma cruziのピリミジン・エネルギー代謝経路の研究を行い、生化学・生物物理学・分子生物学・構造生物学・ケミカルバイオロジーといった手法を駆使して基礎研究及び創薬研究を行ってきた。外国人特別研究員・助教となってからは、分野を広げアフリカ睡眠病を引き起こすT. bruceiやリーシュマニア症を引き起こすLeishmania spp、熱帯熱マラリアを引き起こすPlasmodium falciparum等の寄生原虫の他、ブタ回虫(Ascaris suum)、アニサキス(Anisakis spp)、捻転胃虫(Haemonchus contortus)、肝蛭(Fasciola spp)、等の蠕虫で行われる微好気的エネルギー代謝の研究とそれによって支えられている寄生現象の分子機構を明らかにするための研究を行っている。その他にSATREPSプログラム「インドネシアの生物資源多様性を利用した抗マラリア・抗アメーバ新規薬剤リード化合物の探索」の研究分担者として、インドネシアで研究・実験の指導を行っている。対象疾患は幅広く、「寄生虫」、「ミトコンドリア」、「宿主環境適応」、「ユビキノン」、「エネルギー代謝」、「生化学」、「薬剤標的」、「薬剤開発」といったキーワードを基盤とした研究活動を行っている。

現在の主な研究活動地域

  • 日本
  • インドネシア
  • エル・サルバドル

最近の5つの出版物

  1. Talaam K K, Inaoka D K (Corresponding Author; CA), Hatta T, Tsubokawa D, Tsuji N, Wada M, Saimoto H, Kita K, Hamano S, Mitochondria as a Potential Target for the Development of Prophylactic and Therapeutic Drugs against Schistosoma mansoni Infection. Antimicrob Agents Chemother, 2021, 65, e0041821.
  2. Acharjee R, Talaam K K, Hartuti E D, Matsuo Y, Sakura T, Gloria B M, Hidano S, Kido Y, Mori M, Shiomi K, Sekijima M, Nozaki T, Umeda K, Nishikawa Y, Hamano S, Kita K, Inaoka D K (CA), Biochemical Studies of Mitochondrial Malate: Quinone Oxidoreductase from Toxoplasma gondii. Int J Mol Sci, 2021, 22.
  3.  Mochizuki K, Inaoka D K (CA), Mazet M, Shiba T, Fukuda K, Kurasawa H, Millerioux Y, Boshart M, Balogun E O, Harada S, Hirayama K, Bringaud F, Kita K, The ASCT/SCS cycle fuels mitochondrial ATP and acetate production in Trypanosoma brucei. Biochim Biophys Acta Bioenerg, 2020, 1861, 148283.
  4. Shiba T, Inaoka D K (CA), Takahashi G, Tsuge C, Kido Y, Young L, Ueda S, Balogun E O, Nara T, Honma T, Tanaka A, Inoue M, Saimoto H, Harada S, Moore A L, Kita K, Insights into the ubiquinol/dioxygen binding and proton relay pathways of the alternative oxidase. Biochim Biophys Acta Bioenerg, 2019, 1860, 375-382.
  5. Ohishi T, Masuda T, Abe H, Hayashi C, Adachi H, Ohba S I, Igarashi M, Watanabe T, Mimuro H, Amalia E, Inaoka D K, Mochizuki K, Kita K, Shibasaki M, Kawada M, Monotherapy with a novel intervenolin derivative, AS-1934, is an effective treatment for Helicobacter pylori infection. Helicobacter, 2018, 23, e12470.
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